RGBリストを元にPhotoshopで縞模様を描画する。

前編で得たリストを元に、32bit画像を作成し、スクリプトで横1pxずつ選択&塗りつぶししてゆく。

得られた画像。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote26.png

当然白飛びしているので露光量を下げると、

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote27.jpg

虹の縞模様!成功と言えるんじゃなかろうか。

雑に放り込んでもうまく表示してくれるHDRさん有能。 値が負でも、処理間違って十数万になってても大丈夫だった。

並べてみた

左右につなげる。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote35.jpg

極座標化。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote36.jpg

マツゲフレア風。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote25.jpg

ぼかすととても良い。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote29.jpg

以前撮った単スリット実験の画像にとても近くなった。

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote09.jpg

マツゲが捗る。

謎ゴージャス化!

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote34.jpg

エフェクト素材としてかなり使えるものが出来た。これでマツゲフレアの再現がしやすくなった。

計算はたぶん色々間違っている。やっぱマイナス値出るのはNG? 負の個所を「加算」すると明るさが減るの面白い。パッチ的対処としては、黒紙で「比較(明)」して負を消す。

色んな光源で出力した干渉縞PSD

生成した干渉縞で虹色フレア試作[後編] images/nikugan/quote37.jpg
Generated_Interference_Fringes_Patterns.zip (197KB)

最後に、光源スペクトルを色々置き換えて生成してみたものを公開。全て最大値を100万として出力し、露光量レイヤ、比較(明)レイヤで調整してある。32bitPSDそのままとPNG-24出力を同梱。自己責任で自由に利用可能。ノークレーム&ノーサポート。

スペクトルデータはロチェスター大学の Program of Color Science / Munsell Color Science Laboratoryより。

自然な色味の縞は黒体輻射のBlackBodyXXXシリーズがあれば充分そう。CIE D65とBlackBody 6500K 見分けつかないし。蛍光灯のデータもあったけどあまり変わらないので略。

うっかりマクベスカラーチェッカーのスペクトルデータを光源として使ったら、随分個性的な色味になったのでいくつか加えてみた。カラーチェッカーに強い白色光をあて眩しさに目をすがめたら、マツゲフレアがこの色になる、んだろうか。

コード

干渉縞生成用のC++については、引用だらけツギハギだらけで載せ辛いので非公開。引用元は記事内記載通り。

画像化のjsxは完全自作なので掲載。 fill32bitRainbow.jsx 。 これだけで何ができる訳でもないけど。PSD同様、自己責任で自由に利用可能。ノークレームノーサポート。